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「漢方アロマセラピー」とは精油を化学成分から科学的に選択するだけでなく、自然と共存している人間が長い年月をかけて培った 中国医学の概念から体質や症状を把握し、その結果に応じて精油を選択します。
精油は、方剤学が長年培った理論をもとに、精油が採取された 土地や季節、植物の色や香りの表現などを綿密にスコア化し、独自に分類いたしました。
また、トリートメントにもオーダーメイドが必要だと考え、中国医学の治療概念に基いた経絡や経穴、また手技による補瀉を意識したトリートメント技術です。
そして、アロマセラピーと鍼灸治療 を組み合わせ、さらに相乗効果のある吸玉療法やカッサ療法などの中国民間療法も組み込んでいます。

東洋医学では、人と自然界とのあいだの密接な関係を重視しています。人間は自然界の中で生活しており、たえず自然環境の変化の影響を受けていますが、外部環境の変化に合わせてその都度、自身の生命リズムを調節し、外界の変化に適応し、生命活動を営んでいます。故にこのバランスが何らかの影響で崩れた時に身体の異常が発生します。このバランスを元に戻すのが治療の基本となります。
鍼は、古代、9種類(九鍼)あるとされ、おできなどの切開、皮膚の擦過、皮下から筋層、時には骨まで刺入する刺激など、その目的により使い分けられていました。しかし、今日では外科的な処置は禁止されているため、細い鍼や体表や皮下で経穴(ツボ)を刺激する鍼(小児鍼、円皮鍼など)が用いられています。
灸は、もぐさを用いた温熱療法の一種で、体表上で直接燃焼させて刺激する直接灸ともぐさの伝導熱や輻射熱を利用した間接灸があります。間接灸は、刺激感覚がマイルドで熱傷を引き起こしません。

銀座 天使のたまごより抜粋
東洋医学とは、インド医学、アラビア医学、チベット医学、そして中国医学などの総称を指しますが、現在では鍼灸、漢方や気功などをいうことが多いようです。ここでは、当院における治療方針の基礎となっている中国医学(中医学)についてご説明いたします。
中医学の根底にあるのが陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)という考え方です。 「陰陽五行説」という言葉は、陰陽説と五行説とが組み合わされたものですが、二つの説が別々に論じられないほど混じり合ってしまったので 、現在では陰陽五行説として一つに考えられています。
陰陽説とは、自然界のすべてのものが、天と地、明と暗、男と女、熱と寒、高と低などの一対から成り立っているという考えです。 一方、五行説とは、自然のものはその性質によって、木、火、土、金、水の5つの要素に分けられるという考えです。5つの要素は互いに 生かし生かされつつ、自然界全体を絶妙なバランスに保たせています。
「木」は樹木がその枝葉を伸ばすように柔軟に伸び広がる性質をもち、「火」は炎や熱のように昇る、急速などの性質を持ち、「土」は多くのものが土の中で育まれるように豊か、重厚、和順などの性質をもち、「金」は透明でさらさらした性質をもち、「水」は下方に流れ、固まる性質をもっています。
すなわち、陰陽という二つの対立、これと五つの要素とを組み合わせて、万物に当てたのが「陰陽五行説」ということができます。
この考えのもと、自然界を大宇宙、人体を小宇宙と見立て、自然界と同様に身体の中も陰陽五行のバランスを保ちながら存在していると考え ます。そのバランスが崩れた時に病気が引き起こされると考え、陰陽五行の考え方から病気の原因、症状、治療方法などを分析していきます。
したがって、中医学では、健康と病気を宇宙の万物や四季に伴う自然の変化と深い関係があると考え、治療は人体の持つ生命力を重視しながら 自然との調和をはかるよう促し、局所の異常だけではなく常に身体全体のバランスを調えることを特徴としています。