内臓脂肪型肥満に加えて、高脂血症・高血圧・高血糖などの危険因子をあわせ持つ状態を言います。これらの危険因子がふたつ以上重なっている場合、ひとつひとつが軽度であっても、動脈硬化に進む危険率が飛躍的に高まります。

メタボリックシンドロームの診断基準(2005年日本内科学科による)

@ 内臓脂肪蓄積がある
おへその位置でウエスト周りが
男性・・・85p以上、女性・・・90p以上
       +
A 高脂血症
中性脂肪値・・・150mg/dl以上、HDLコレステロール値40mg/dl未満
(これらの一方あるいは両方に当てはまる。)

B 高血圧
収縮期血圧・・・130mmHg以上 または 拡張期血圧・・・85mmHg以上

C 高血糖

空腹時血糖値・・・110mg/dl以上 @に加え、A〜Cの3項目のうち、2項目以上に当てはまる場合はメタボリックシンドロームと診断され、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞になる危険性が非常に高い状態と考えられます。

最近では、皮下脂肪が多いタイプを「皮下脂肪型肥満」、内臓脂肪が多いタイプを「内臓脂肪型肥満」と肥満を大きく2つに分けて考えるようになりました。両者は単に脂肪のついている場所が違うだけではなく、脂肪そのものの性質や働きが異なり、「内臓脂肪型肥満」のほうが病気になる危険度が高い。 「皮下脂肪型肥満」は外見からして太っているケースがほとんどですが、「内臓脂肪型肥満」は一見ふつうか、むしろやせて見えるのにおなかだけ出ているというケースが少なくありません。日本人は欧米人より「内臓脂肪型肥満」になりやすいと言われています。
脂肪肝がメタボリックシンドロームの第一段階です。食べたものが最初に小腸から吸収されると、おなかのなかに脂肪がつき始めるよりも早く、門脈という肝臓の太い血管から遊離脂肪酸としえ肝臓に取り込まれ、中性脂肪が貯まり、体内では、余分な脂肪はまず肝臓、腸間膜の周囲、最後に皮下脂肪として蓄えられます。
MC-FAN <エムシー・ファン=マイクロチャンネルアレイ・フローアナライザー>(人工的につくった毛細血管モデルに
血液をし、顕微鏡で拡大しながらモニターで見られる装置)で血液を0.1mlの通過時間が65
〜95秒であれば基準値以内。70秒以下なら「サラサラ血液」、途中で流れが止まったり、
基準値を越えていたら「ドロドロ血液」。(65秒以下だと「サラサラ貧血」の可能性あり)
血液のサラサラやドロドロは、血液の濃度の濃い薄いのようなものを指すのではなく、そ
れを構成する成分の異常によって生じるのです。同じドロドロでも

1. 赤血球の変形能の低下によるもの
2. 白血球の粘着能が高まったもの
3.血小板の凝集能が高まったもの

といくつかのパターンがあります。
ベタベタ血液−過度のストレスや喫煙、不規則な勤務シフトや残業による疲れから
白血球の粘着能に悪影響を及ぼしている為。
ネバネバ血液−糖尿病の方に多い。血糖が赤血球の膜に作用して、変形能を低下さ
せる。
ザラザラ血液−過度のアルコール摂取、または糖分のとりすぎで血小板の凝集性と
粘着性を必要以上に高めてしまうことによる。
ツブツブ血液−食生活の偏り、肉類のなかでもレバーやモツの類、鶏卵やうずらの
卵、イクラやタラコなどの魚の卵、魚の干物類などをとりすぎて、善玉コレステロ
ールが減って、悪玉コレステロール優位なった状態。
薄くてサラサラの血液−流れが速すぎると貧血の疑いあり。貧血は、赤血球の数そ
のものが少なくなっていたり、ヘモグロビンの材料である鉄が不足いる状態。
血液の流れは、食べ物ものにより驚くほど変わるということがさまざまな実験結果から実
証されています。基本は和食。毎日の食事に取り入れたい食べもの8品目。
「オサカナスキヤネ」
−「お茶」緑茶がおすすめ。
−「魚」背の青い魚。イワシ、アジ、サバ、サンマ、カツオ、ブリ。
−「海藻」
−「納豆」大豆製品も含む。
−「酢」できれば醸造した黒酢、梅酢。
−「キノコ」
−「野菜」いろいろな種類の野菜。
−「ネギ類」長ネギのほかタマネギ、ニンニクも含みます
外食時でも「オサカナスキヤネ」を思い出す。
毎日の食事メニューに、かならず血液サラサラ食品を一品取り入れましょう。
第一位 黒酢 即効性があり、赤血球の変形能を高める。血小板の凝集をおさる。
【効果的な食べ方】そのまま飲んでもよいが、すっぱいのが苦手
なら水またはお湯などで割ると飲みやすい。
「黒酢もずく」など、酢のものに入れてもよい。
第二位 梅肉エキス ムメフラールが血小板の凝集をおさえる。即効性があり、消化を助
ける。
【効果的な食べ方】水かお湯で好みの味に薄める。ハチミツを加
えると飲みやすい。ヨーグルトにかけたり、和風ドレッシングに
加えて風味づけに。
第三位 納豆 血小板の凝集をおさえる。ビタミンB2が酸化を防ぐ。
【効果的な食べ方】ネバネバ食品であるオクラと組み合わせて
「オクラ納豆」にすれば効果倍増。ネギやワケギを入れれば、
ビタミンCが加わって抗酸化力がアップ。
第四位 青背魚 赤血球膜の質をよくして変形能を高める。血小板の凝集をおさる。
【効果的な食べ方】刺身など生で食べるとよい。ビタミンCやE
など抗酸化物質を一緒にとる。
第五位 黒豆 血小板の凝集をおさえる。抗酸化力にすぐれている。
【効果的な食べ方】消化がいいように柔らかく煮て、煮汁も一
緒に食せば、より即効性もアップする。せんべいや黒豆ココア
などの黒豆加工品もしょうずに利用するとよい。
第六位 緑茶 血小板の凝集をおさえる。抗酸化力や殺菌力にすぐれている。
【効果的な食べ方】茶葉に残ったカテキンを残らず摂取できる
よう、お茶として飲むだけでなく、茶葉をミキサーで粉末にし
て牛乳に入れたり揚げ物の衣に混ぜるなど工夫をする。
抹茶でもよい。
第七位 トマト 赤い色素のリコペンには、抗酸化力がある。高血圧などの生活習慣
病を予防する。
【効果的な食べ方】リコペンは加熱による損失が少なく、ケチャ
ップや水煮缶にも豊富に含まれる。油と一緒にとると吸収率ア
ップ。
第八位 玉ねぎ 血小板の凝集をおさえる。血糖値を下げ、善玉コレステロールを増
やす。抗酸化作用がある。
【効果的な食べ方】長い時間水にさらさないで調理をする。
ビタミンB1を多く含む豚肉や大豆などと一緒に調理すると吸収
率がアップ。
第九位 ブロッコリー 豊富なビタミンC、β‐カロテン、ポロフェノールには、いずれも
抗酸化作用がある。
【効果的な食べ方】つぼみの部分だけではなく、茎にも栄養が
豊富なので、スライスしてゆでて食べるとよい。油と一緒に
とるとβ‐カロテンの吸収率がアップするので、炒めものや
ドレッシングで。
第十位 ビール 赤血球の変形能を高める。葉酸が新しい血液をつくるために働く。
【効果的な食べ方】保存に注意し、製造年月日の新しいものを飲
む。アルコールの苦手な人は、肉のビール煮などの料理にとり
いれるとよい。
そば ルチンが毛細血管をじょうぶにする。抗酸化作用がある。動脈硬化を予する。
【効果的な食べ方】有効成分がとけこんだゆで汁を飲む。抗酸化力のあるネギ
や代謝を高めるワサビなどの薬味と一緒に食べるとよい。
麦茶・
ウーロン茶
麦茶には血小板凝集をおさえる作用がある。ウーロン茶には抗酸化作用がある。
【効果的な食べ方】冷たいお茶より、温かいほうが吸収がよい。ウーロン茶
は、茶葉が酸化しないよう密閉容器に入れて保存する。
赤ワイン 強い抗酸化作用がある。カリウムが高血圧を予防、改善する。
【効果的な食べ方】アルコールがにがてなら、煮込み料理などにとりいれる
とよい。
にんじん 強い抗酸化作用がある。造血作用がある。
【効果的な食べ方】油と一緒にとるとβ‐カロテンの吸収率がアップする。
β‐カロテンは皮に近い部分に多いので、できるだけ薄くむくとよい。
キャベツ 脂肪肝を予防する。抗酸化作用がある。
【効果的な食べ方】ビタミンCもUも加熱するとこわれやすいので、できるだ
け生食がよい。ジューサーで自家製青汁にすれば生でも大量にとりやすい。
ヤマイモ 血糖値をコントロールして糖尿病を予防する。血液中の資質が酸化するのを防ぐ。
【効果的な食べ方】とろろにするときには、だし汁をさましてから加えると
消化酵素がこわれにくい。千切りにして酢のもので食べると抗酸化作用もとり
いれられる。
ストレス解消 ストレスそのものが、白血球を活性化させ、粘着能が高くなり、血液を流れ
にくくする。
適度な運動 多少の負荷(心拍数が2割増ぐらい)の運動を続けていると、血液の循環が
よくなり、悪玉コレステロールを排出する。
睡眠 12時前の就寝と7時間睡眠がベスト。守りたいことは、生活のリズムを一定
にすること。5,6時間しか睡眠がとれない場合は、少しでも早い時間帯にそ
の睡眠時間を持っていくこと。深夜型より早寝早起き型の方が血液の流れに
は望ましい。
入浴 就寝前に入ることがベスト。38〜40℃のお湯に20分以上つかることが基
本。充分にからだが温まったら、最後に足のすねから先にシャワーで水をか
けると、末梢の血管が刺激され、血液を押し戻すポンプの機能がよくはたら
くようになる。
最近では、シャワーですませる人が増えているが、これは血液の循環にとっ
てはよくないこと。ゆっくりと全身をお湯につけて温めることで、血管のな
かの血液も適度に温まる。からだが温まるとからだの免疫力が高まるという
効果もある。
ダイエット 極端なカロリーカットをすると肝臓の本来の機能が低下し、血液をきれいに
する能力も落ちてしまう。肝臓に脂肪がたまってしまう。
タバコ タバコに含まれるニコチンは副腎皮質から分泌されるアドレナリンの量を増
やすと言われており、アドレナリンは血小板を凝集させ、さらに白血球も粘
着しやすい状態にしてしまう。
《著書》
内臓脂肪は命の危険信号 おなかポッコリ! /小学館
肝機能を自分で改善 生活習慣改善で正常値に戻す /法研
C型肝炎 わかって治す最新インターフェロン治療 /小学館
血液サラサラ生活のすすめ ドロドロにならない食事と過ごし方 /小学館
血液サラサラで病気を防ぎ治す 生活習慣病から痴呆まで /講談社
C型肝炎の新常識 インターフェロンで治す /小学館
「血液サラサラ」のすべてがわかる本 ドロドロ血液最新攻略法! /小学館
他、多数出版。

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